ワクチンパスポートのこと考えてみた
コロナウイルスが脅威を示し、まだまだ、感染者数も4桁の日が多いです。ワクチン接種が若者へのワクチン接種が徐々に進んでいます。そんなワクチン接種に関して、一部の国ではワクチンパスポートの普及が進んでいます。今後日本でも導入されそうなので、事前に調べてみました。
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ワクチンパスポートとは??
ワクチンパスポートとは、新型コロナウイルスなどのワクチン接種証明書のことを指します。現在の日本では、このワクチンパスポートは海外渡航用の新型コロナウイルスワクチン接種証明書で、7月26日から各市町村が甲府申請の受付を開始しています。現時点では、書面による交付となっており、ファイザーやモデルナのワクチン接種の場合は、2回接種を終えていることが交付条件になります。
現時点での入手経路
前述もしたように申請先は各市町村になります。職域接種などでワクチン接種した場合でも、接種に利用した接種券を交付した各市町村に申請することになります。申請時に必要な書類は以下の通りになります(各市町村で一部違うこともあるので事前に確認してから申請するようにしてください)。
- 各地方自治体が用意する申請書
- 海外渡航時に有効なパスポート
- 接種券のうち「予診のみ」の部分
- 接種済証または接種記録書
申請方法は各自治体によって異なるため確認の必要がありますので注意してください。
海外でのワクチンパスポートの使われ方
冒頭でも話した通り、すでにEUなど一部の海外ではワクチンパスポートを自国内で利用する国が増えています。フランスではワクチン接種証明書や陰性証明書などを「衛生パス」と認めて、レストランや映画館に行く際には、18歳以上の一般客はその証明書を提示しなくてはなりません。アメリカではニューヨーク市がニューヨーク州のワクチンパスポートの提示を、レストランやバーに加えて、映画館、コンサート会場、博物館などで基本的に義務付けるようになりました。
だが、一部の州ではワクチン接種自体あまり推進していないところもあるので、どの州が、ワクチンパスポートを必要としているかも事前に確認しておく必要があります。
日本のワクチンパスポートはいつから?
日本のワクチンパスポートに関して、政府は、オンラインでの申請・発行に向けた調整に乗り出しています。12月からの発行を目指しています。現時点ではこのワクチンパスポートが発行されれば、スマートフォンアプリアプリでQRコードを表示し、情報を読み取る仕組みを想定しているそうです。
ワクチンパスポートの問題点
では、ワクチンパスポート発行による問題点はあるのか考えてみました。
- 接種済が条件の出入国制限になってしまうのではないか
ワクチンの接種機会には国や地域で差があるため、接種済が出入国の条件になると、ワクチンを「受けた人」「受けていない人」の間で不公平が生じてしまいます。
- ワクチン接種済かどうかの個人情報が漏れてしまうのではないか
ワクチンパスポートを「持っている」、「持っていない」でワクチン接種をしたかどうかの個人情報漏洩することになると思います。
- ワクチン接種に対する個人の自由の侵害になってしまうのではないか
ワクチンパスポートがあることで、ワクチンの接種を促すことになりかねないかと思います。ワクチン接種するかどうかは個人の自由なので、自由の侵害の可能性も出てくるのではないでしょうか?
- ワクチンパスポートがある人への優遇が出てしまうのではないか
ワクチンパスポートがあることにより、提示がないと入れないカフェや、レストランも出てくるかもしれません。色々と話題になっている音楽フェスや、音楽イベントへの参加が可能になったりと優遇されることも出てくるのではと考えられます。
- 差別や偏見の助長になってしまうのではないか
ワクチンを「受けた人」「受けていない人」の間で差別や偏見が生じることが懸念されます。地域によっては十分なワクチンが確保できず、接種が進んでないところもあるかもしれません。また、特定のアレルギーや疾患や健康状態など、さまざまな理由で摂取できない人もいます。日本においては、ワクチンは「接種を受けるように努めなければならない」という予防接種法第9条の規定が適用されます。これを「努力義務」といい、義務とは異なるものです。接種は強制ではなく、最終判断をするのは個人であるため、打たなくても法的に問題はありません。
パッと考えるだけでも、これだけ出てくるので、専門家ならもっと多くの問題点が出てくるのではないでしょうか。それを解決していかないとワクチンパスポート発行まで至らないかもしれません。
ワクチンパスポートの安心感
ここまで書きましたが、色々問題はあれど、ワクチンパスポートによる「安心感」は出てきます。持っていれば安心、提示してくれれば安心、コロナ感染者拡大防止につながることは確実です。
みなさんそれぞれ考えること、思うことはあると思いますが、個人的には問題点を解決し、早急に発行していただければと思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。また、次の記事も読んでいただければ幸いです。
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