岸田文雄はどんな人?
2021年9月29日、自民党総裁選で岸田文雄・前政調会長が新総裁に選ばれました。総裁選は国民投票ではないため、一般人がどこまで関心あるか分からないのですが、今回新たに総裁に選ばれた人がどんな人なのか調べてみました。
岸田文雄という人物
私自身、政治家にはあまり詳しくなく、今回も概要含め、岸田文雄という人物を調べてみました。
岸田文雄は池田勇人元首相が創設した派閥、宏池会(岸田派)を2012年から率いて、今回が自民党総裁選への初挑戦でした。安倍晋三首相とは当選同期にあたり、12年の第2次安倍政権発足以降、4年7カ月にわたって外相を務めました。オバマ前米大統領の広島訪問の実現や、従軍慰安婦問題の完全解決をうたった日韓合意に尽力し、酒豪の強みを生かし粘り強く外交交渉に臨みました。17年に党政調会長に転じ、17年衆院選と19年参院選の2度の国政選挙で党の公約をとりまとめ、新型コロナウイルス対策では中小事業者への家賃支援給付金の創設も主導しました。広島選出議員として核軍縮問題をライフワークとしています。
祖父、父ともに衆院議員を務めた政治家一家で、いとこに宮沢洋一参院議員がいることはとても有名です。
最近ではスマートな印象なのですが、東大受験に3度失敗するなど実は挫折経験は多く、米ニューヨークの公立小学校時代には人種差別も経験しました。どんな人にも爽やかに接する姿勢を大事にしてきており、自身の強みを「聞く力」と分析しています。有名政治家は自我が強そうなイメージもありますが、岸田さんは違うのでしょうね。
岸田文雄の政策
今回、岸田文雄さんが総選挙で打ち出したものは以下のようになっています。
【経済政策】
- 消費税の増税はしない
- 金融緩和に賛成
- 令和版の所得倍増計画を目指す
【コロナ対策】
- 医療難民ゼロの実現
- 健康危機管理庁(仮)の創設
- 給付金の再支給を支持
【その他】
- 選択的夫婦別姓や同性婚については慎重に検討
- 森友学園の問題についての再調査はなし
となっています。メイン政策は金融とコロナ対策でしょうか。
気になる消費税の増税に関してですが、「10年程度はあげることはない」と答えられています。コロナもあって収入が減ったこともあり、家計的にも切実にお願いしたいです。
金融政策の方は、「令和版の所得倍増計画」を掲げています。成長だけでなく、その果実の分配を重視し、格差拡大が浮き彫りになった日本社会全体の押し上げを目指します。
コロナ対策は、新しく「健康危機管理庁(仮)」を創設する予定とのことです。また、国主導で「野戦病院」のような臨時の医療施設開設を進め、「医療難民ゼロ」を実現することを掲げています。
現在はコロナ患者はピーク時より減ってはいますが、まだまだ変異種が出てくる可能性もありますし、何かあった時のために駆け込めるような施設はありがたいですね。
こんな政策を立てている岸田文雄総理にこれから交代となりますが、どこまで実現できるか期待しましょう。
岸田文雄総理 まとめ
簡単に、わかりやすく「岸田文雄」のことまとめてみました。政治家としても長い歴史を持っている方なので掘り下げればもっともっと色々出てくるのですが、今回の総裁選を軸に書かせていただきました。
政策は金融とコロナに重点に進めていくとのことで、消費税増税なし、所得倍増計画など、今後の動向が非常に気になります。要注目ですね。
ここまでご覧いただきありがとうございました。また、次の記事も読んでいただければ幸いです。
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