普通の人は知らないけど、知ってたら良いこと『microSDメモリーカード』編
普段はmicroSDなんて容量多ければなんでも良いやと思って買っていたのですが、調べてみたらやはりそれぞれ必要に応じて使い分けた方がいいのではと感じたのでここでまとめておきます。購入する際の参考にしていただければ幸いです。
「microSD」とはなんぞや
普段から、「デジカメ」やゲーム機の「Switch」や「GoPro」などを使う人は知っていると思いますが、あまり機械が得意でない人やこのmicroSDを使わずに機種本体のみで使っている人もいるかと思います。ここで改めてどんなものなのか説明すると、
最小サイズのメモリーカード
です。
メモリーカードは、microSDカード、miniSDカード、SDメモリーカードなどがあり、それぞれ用途に合わせて選択します。
- microSDカード
最大2GBまでと容量の小さい規格のもの。昔のデジカメなどでの利用に適役かと思います。
マイクロSDカードのなかで最も容量の少ない規格であり、最大2GBまで保存することができます。古いデジタルカメラなどに対応していることが多い規格で、2,000万画素の写真であれば約200枚保存できます。価格の安さは魅力のひとつですが、ハイスペックのカメラで撮影する高画質の静止画や、動画の撮影には容量がまったく足りません。2GBという記載で容量がピンとこないという人もいるかと思いますが、最近のスマホの容量が「64GB」「128GB」と考えると圧倒的に少ないと感じますよね。
- micro SDHCカード
micro SDHCカードの規格は、容量が4GBから32GBとされています。32GBの容量であれば2,000万画素の写真を約4,000枚、フルHDの動画は約1時間、標準画質の動画なら約90分撮影可能です。撮影データをパソコンやクラウドストレージに移して保存するなら、容量がいっぱいになってしまうことはまずないでしょう。少し手間かもしれないですけど、microSDHCカードに保存してデータを移すという行動を癖にしてしまえば価格も安いし、容量とのバランスもいいので、普段使いにも最も扱いやすいカードかもしれません。
- microSDXCカード
容量64GB以上の規格であるmicro SDXCカードは、64GBから2TBを記録することができる容量の大きい規格です。そのため、高解像度の写真撮影や長時間の動画撮影に使用可能です。4Kの高画質動画でも1時間以上撮影できるため、作品の制作用として使用することもできます。しかし、他の2種類に比べると容量の大きさもあり、高価格な商品も出てきます。日常のちょっとした撮影が目的であればオーバースペックのようにも思えます。
Switchで使うならどれがいいのか
発売から人気も高く未だに売れている家庭用ゲーム機器の「Nintendo Switch」ですが、対応のゲームソフトを家電販売店で購入する以外に「ダウンロード」版もインターネットで購入できます。Nintendo Switchの本体容量が32GBです。ダウンロード版のゲームソフトはおおよそ5GB〜20GBダウンロードに必要なため、保存できるゲームソフトは3〜4本くらいになります。色々なゲームソフトをダウンロードして遊ぶなら容量は64GBや128GBのものでも大きすぎることはないと思います。
書き込み・読み込み速度も重要
microSDを選ぶうえでもう一つ重要なポイントとなることがあります。それが「速度」です。読み取りや書き込みのスピードに関する規格について調べました。
書き込み速度は撮影した映像をmicroSDカードに記録する速さのことです。書き込み速度が遅いとシャッターが切れなかったり、連写撮影が途切れたりしてしまう可能性があるので注意しましょう。カードの表面には、書き込みの最低速度を保証する「スピードクラス」と「UHSスピードクラス」が記載されています。最低保証速度の速いCLASS10・UHS-1以上のものを選べば、たくさんの写真を撮る場合も比較的気軽にのぞむことができるかと思います。
動画撮るなら「ビデオスピードクラス」 V10以上
「ビデオスピードクラス」とは、マイクロSDカードに動画を書き込む最低速度を保証する規格のことです。書き込み速度が遅いと映像がコマ落ちしてカクカクしてしまいます。4K動画などデータ量の多い映像を記録する際には、より注意してください。現在、V6・V10・V30・V60・V90までの5段階に分けられており、対応したカードの表面に記載されています。V10(最低保証10MB/秒)の規格であれば、スタンダードな動画撮影はもちろん、4K動画の撮影にも対応しています。
ゲームデータの保存・動画再生には読み取り速度も大事
microSDカードに保存したゲームデータの読み込みや、動画再生をストレスなく行うには「読み取り速度」がポイントです。カード表面に記載されている、30MB/秒といった数字をチェックしてみてください。この数字は、最大の転送速度を表しており、数字が大きいほど保存されたデータの読み取りが素早く行えます。
読み取り速度が遅いと、別機器へのデータ転送や読み込みに多くの時間を浪費してしまう可能性があるので要注意です。データ転送や読み込みの速さにこだわるなら、「読み取り速度」が速いSDカードを選びましょう。
また、Nintendo Switchでデータを保存する場合には、読み取り速度60~95MB/秒以上のものが推奨されています。
注目メーカー・ブランド
各メーカーごとに展開している商品もいろいろあります。個人的におすすめの商品含め特徴調べました。
- SanDisk
世界シェアナンバーワンを誇る、フラッシュメモリメーカーです。国内だけでなく世界シェアトップを誇るフラッシュメモリーメーカーです。とにかく種類が豊富なのが特徴です。
- SAMSUNG
韓国に拠点を置く家電メーカーで、価格の安さが魅力のひとつです。Galaxy製品などで親しみがある人も多いのではないでしょうか。韓国の家電メーカーです。GoProでSAMSUNG製のメモリーカードが推奨されています。とにかく他と比べて安価な価格設定なものが多いのが特徴です。
- KIOXIA
東芝から2019年に社名変更した国内メーカーです。TOSHIBA製を昔から使っている人はもちろんですが、国内メーカーを選びたいと思っている人にはおすすめです。
注目ポイントまとめ
購入の際にはこのポイントをチェックしましょう。
- 容量
- スピードクラス
- ビデオスピードクラス
- 書き込み速度
- 読み取り速度
使用する目的に応じておすすめ商品含め、是非選んでみてください。
おすすめmicroSDカード
個人的におすすめなmicroSDをご案内させていただきます。
- サンディスク microSD 128GB UHS-I Class10 Nintendo Switch メーカー動作確認済 SanDisk Ultra SDSQUA4-128G-EPK エコパッケージ
サンディスクは世界シェアが高く信頼性が評価されているメーカーになります。microSDカードのフラッシュメモリーと呼ばれる部品は、日本の工場で製作しているそうです。多くのホスト機器メーカーが互換性を確認するテストを実施しているため性能が信頼されているのも魅力なブランドです。
- キングストン microSD 128GB 170MB/s UHS-I U3 V30 A2 Nintendo Switch動作確認済 Canvas Go! Plus SDCG3/128GB 永久保証
アメリカに本社を置く、メモリモジュールメーカーKingstonのmicroSDカードです。最大読み取り速度は170MB/sで、最大書き込み速度は90MB/sとなっていて4K動画の撮影やアクションカメラ向きに販売されている商品です。私もまだ使ったことはないのですが、調べてみると、ビデオスピードクラスV30に対応しているので、4K動画の撮影用としてもおすすめできる商品だと思います。
- [Amazon限定ブランド] AXE MEMORY マイクロSDカード UHS-I(U3) A1アプリ 4K Ultra HD Class10対応 「SDアダプター付」AXP4K128
Amazon限定ブランドとして販売されているアクスの「microSDXCカード」。Amazonはセールも多いので、セール時を狙えば少し安価に購入できます。最大読み取り速度は95MB/sで、最大書き込み速度は65MB/sの、スタンダードモデルの商品です。店頭に買いに行かなくても良い、ECサイトで簡単に購入でき、スマホやゲーム機など活躍の幅が広い商品です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。また、次の記事も読んでいただければ幸いです。
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