災害への備え「停電編」
昨今、自然災害などが多く起きています。そのため、万が一の時に備えて、自宅の備えを見直す呼びかけも多く聞かれます。そこで今回は「停電」についての対策について考えていこうと思います。
長期停電への備え
地震のようにいつ来るかわからない災害とは違い、台風などの「どのくらいの規模でいつ来るか」が予想できる災害は事前に備えることが可能です。色々調べてみて、前日までにできる「長期停電対策」に関して今回リストアップしてみました。
【水の確保】
◯飲料水×3日分以上用意しておく(停電時、ポンプ式水道は流れないことも十分に考えられます)
※3日分の非常食や水があれば、国や自治体の支援が始まるまでの間や、復旧を待つ間も乗り切ることができると言われています。また、一日あたり一人分は3リットルで考えておきましょう。
◯台風前日の風呂水は流さないでおく(浴槽に溜めておけば色々な用途で使えます)
◯マンションならば一階の共有水道が停電時使えるか確認しておく(意外と見落とす点です)
◯給水用のタンクなどを用意しておく
【電力・灯りの確保】
◯スマホ、バッテリーなど必要な機器はすべて充電しておく
※災害時にスマートフォンが果たす役割は大きいです。電気はダメでも携帯電話会社のインターネット回線は使える場合もありますので、災害時はこうした情報源を上手に利用しましょう。
◯電池の有無、使えるかどうか確認しておく
※乾電池は多めにストックしておくことをおすすめします。停電になってから購入しようとしても、停電エリアの店舗では品薄になることが予想できます。また懐中電灯には単一形を使うものも多いのですが、ない場合には単三形にアダプターをつける方法もあります。単一形と単二形に対応するアダプターは異なるので、どちらも用意しておくといいでしょう。
◯懐中電灯、ランタンの電池確認をしておく
【情報の確保】
◯ラジオの電池を確認しておく
◯携帯電話にワンセグあれば、テレビが見られるか確認しておく
※事前にスマホにラジオアプリや電力会社の停電アプリをダウンロードしておく
◯市区町村、電力会社、交通会社のSNSをフォローしておく(情報源は一つでも多い方が良いです。停電が起きた後になると、偽物のアカウントなどが出回る可能性もあります。事前に登録しておく方が安全です)
◯Facebookの地域グループに加入しておく(最新情報が早く手に入りやすい)
※停電時ラジオ以外使えなかったという声もあります。
【食料の確保】
◯そのまま食べられるパン、菓子類などを多めに用意しておく
◯乾麺、レトルトなどを多めに用意しておく
◯カセットコンロと多めのカセットガスを用意しておく
◯調理用の水を用意しておく
◯紙皿割り箸ラップ、ゴミ袋なども用意しておく
キャンプなどを趣味にしている人たちはこの辺りの準備は事前にしやすいと思いますが、前述もしましたが長期停電などが起きた際に、救援物資が届くまでに3日かかると言われています。その間凌げる分の食糧確保しておく必要があります。
【自動車の対策】
◯ガソリン満タンにしておく
◯車載インバーター(シガーソケット→USBなど)を用意しておく
※停電時も車にガソリンがあればラジオ、テレビ、エアコンなどの電力確保が可能に。
【その他対策】
◯通院中なら普段飲む薬を多めにもらっておく
◯オムツ、生理用品、ウェットティッシュ、トイレットペーパーなど紙類を多めに用意しておく
◯ペットのごはん、飲料水、トイレなどを多めに準備しておく
◯現金を用意しておく(停電時はキャッシュレス不可)
◯非常用トイレを用意しておく(トイレを使える期間がそのまま、在宅避難が可能な期間に)
最近ではキャッシュレスでものを買う人も多いと思います。停電が続いてしまうと、電子機器が使えなくなってしまうので全て現金での支払いになります。ある程度は現金の備えが必要になります。
ここまではあくまで長期停電への備えです。他にも地震の際にはヘルメットなどの備えや、台風などには冠水対策なども必要になってきます。その場、その場で必要なものは変わってくるので都度見直しましょう。
「あったらいいな」はこれ
停電時に「あったらよかった」と思うものはやはり自家発電できる機器や大容量のバッテリーです。最近ではキャンプや車中泊などをする人も増え、家庭用も多くなってきました。停電時以外使えないなんてものではないので、万が一の時の事前準備の一つとして検討してみても良いのではないでしょうか。
あれば安心なものの一つに太陽光発電のソーラーパネルがあります。ソーラー充電なので太陽さえあれば充電可能です。
情報源として非常に使用するスマホだけでもという人は比較的手頃なこのソーラー充電のモバイルバッテリーはいかがでしょうか。充電器は普段使いする人も多いのでこのタイミングで買っておいても損はしないものだと思います。
少しお値段は高くても本格的なポータブル充電器があれば安心です。コンセントやシガーソケットなどが付けられるタイプもあるのでどんな場面にも重宝するかと思います。災害時には安心感も与えてくれる存在になってくれると思います。
前にも述べたように、停電時にはガスコンロを持ち出すことをおすすめしております。また、冬場の停電時は寒さ対策も必要になってきますので、そんなガスを使ってストーブで温められればより過ごしやすくなると思います。そんなアイテムです。
まとめ
最近はいつ、どんな災害が起こるかわかりません。停電だっていつ起きてもおかしくありません。備えあれば憂なし。知識と準備はどれだけ持っていても損はありません。停電なんてすぐ元通りになるだろう、災害に遭うなんて、自分は関係ないだろう、なんて考えている人も多いかと思いますが、その万が一に備えておくことは非常に大切だと思います。
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