エディーバウアーが日本最上陸。
アメリカの人気アウトドアブランド「エディーバウアー」が2021年に一度日本から撤退しました。ところが、2023年春夏シーズンから日本で再度展開が始まるというニュースが流れてきました。改めてエディーバウアーがどのようなブランドなのか含め調べておきましょう。
エディーバウアーについて
エディーバウアー(Eddie Bauer)はアメリカのアウトドア・カジュアルファッションブランドで、「自らが作り、自らが試す」という信念のもとにこだわりの物づくりを追求しているブランドです。有名なものだと、アメリカ初のダウンジャケット「スカイライナー」や、K2アメリカ遠征隊に依頼されて完成した 「カラコラムパーカー」、アメリカ初のエベレスト登山に貢献したダウンパーカーなど数々のアイテムを提供してきています。
ブランドの歴史は古く、創業者のエディー・バウアーが、1920年2月、アメリカ・シアトルにテニスショップをオープンしています。最初はガンショップの一部を間借りしていたようなのですが、ビジネスがうまくいき1年以内に自身の店舗を構え、ショップ名を「バウアーズ スポーツ ショップ(Bauer’s Sport Shop)」に変更したとされています。ショップの経営がうまくいき、テニスラケットだけでなく、その他の商品も扱うようになる。20年代にはインディアンニットも販売し、その後フィッシンググッズも販売したそうです。
1936年、ダウンジャケットとダウンパーカを発売すると、エディー・バウアーのダウンジャケットは人気となり、売上で一番大きな比重を占めるようになりました。アメリカが第2次世界大戦に入ると、フェザーの商業利用が政府によって禁止され、エディー・バウアーはすでにダウンジャケットがメインのアイテムとなっていたので、アメリカ軍用の寝袋を製造する契約をとることでビジネスを続けることに成功したとされています。日本での展開は、オットージャパンと米国エディー バウアー社の合弁で設立されたエディー バウアー ジャパンが行い、1994年、自由ヶ丘に第1号店をオープンしました。その後、ピーク時には日本の店舗数も60店舗を超え順調かと思いきや、コロナの影響や経営体制の変更から2021年12月に日本からの撤退となっていました。
2023年日本最上陸予定
では、そんな撤退したばかりのエディーバウアーが日本最上陸することになったのはなぜなのでしょうか。今回エディーバウアーの日本での販売権とライセンス権を取得したのは伊藤忠商事でした。アパレル企業の水甚(ミズジン)とライセンス契約を締結し、2023年春夏シーズンから日本での取り扱いを開始するそうです。アパレル企業の水甚は岐阜に本社を構え、米ブランド「ファーストダウン(FIRST DOWN)」の企画・製造や、「アーノルド・パーマー(ARNOLD PALMER)」の日本でのライセンス権を保有しています。エディーバウアーの取扱いに関しては、百貨店や専門店、ファッション系のセレクトショップ、スポーツ専門店への卸に加え、直営店の出店やオフィシャルECサイト開設を目指すということです。以前のような店舗展開になりそうですね。
エディーバウアーの特徴・人気商品
エディーバウアーのブランドの特徴としては、アウトドアでの必要性から作られた機能的なアウターウェアが多いことが挙げられるのではないでしょうか。加えて、質の高い素材や着心地の良さにも配慮して作られているように思えます。
また、前述したように、エディーバウアーの魅力として、「ダウンウェア」があります。エディーバウアーのダウンウェアはとても品質が高く、冬でも暖かく過ごせることで有名です。
これから再度日本での展開が始まったら是非一度試着してみてほしいです。
また、チノパンやカーゴパンツなどもよく売れているそうでロングセラー商品になっています。エディーバウアーは服だけでなく、バッグや小物・雑貨なども生産しているのでメンズだけでなくアウトドア好きなレディースの方にもみていただきたいブランドです。
まとめ
2021年に日本から撤退したブランド「エディーバウアー」の最上陸との情報を今回まとめてみました。これからどのようなラインナップ展開なのか、出店はどこになるかなど情報が随時出てくると思います。再度展開があるということは日本での人気も高いし、売れる見込みがあるブランドなのだと思います。昔から好きだった人も、まだ知らなかったという人も、このタイミングでこのエディーバウアーというブランドを見直してみても良いのではないでしょうか。昨今のアウトドアブームもあるのできっとヒット商品も出てくると思います。
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