eスポーツのことあまり知らないので学んでみた

ここ数年で「eGAME」という言葉をよく聞くようになり、世界大会まで開催され、高校の部活にもなるなど色々と話題になっているのですが、みなさんは内容をご存知でしょうか?私も詳しくは知らないので調べてみました。

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eスポーツとは

「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称のことだそうです。

「eスポーツ」という言葉は2000年に誕生しました。各国で大会が開催されるなどして徐々に広まっていきます。では日本ではいつ頃から始まっているのか?

日本では以下のように進んできています。

  • 2011年11月「第1回eスポーツJAPAN CUP」開催
  • 2013年 4月「Japan Competitive Gaming(JCG)」設立
  • 2015年 4月「一般社団法人 日本eスポーツ協会(JeSPA)」設立
  • 2015年10月「一般社団法人e-sports促進機構」設立
  • 2016年 3月「一般社団法人日本プロeスポーツ連盟設立 ※2017年2月一般社団法人日本eスポーツ連盟に名称変更」
  • 2018年 1月「一般社団法人日本eスポーツ連合」設立
  • 2018年 2月「一般社団法人日本eスポーツ連合設立記者会見

協会や連盟の設立など、徐々に日本でも浸透してきているのを感じますね。

海外では、大きな規模の大会になると、1万人を超える観客が大きな会場を埋め尽くし、選手の一挙手一投足に熱狂するそうです。その様子は、プロスポーツ大会のようでもありますね。

eスポーツの市場規模

eスポーツ市場も爆発的に拡大しており、2016年から2018年にはその市場規模は1.8倍になり、オランダの調査会社Newzooによれば、2018年には世界全体で約1000億円に達し、2021年には1800億円超に達するとされています。

 米国の証券会社ゴールドマン・サックスによる報告書では2022年に3000億円超に達するともされていて、それだけ世界中で注目を浴び、市場規模も急速に拡大しています。今後も必ず伸びていく市場だと思われます。

eスポーツの種類

では、このeスポーツはどんな種類があるのかという点なのですが、色々ありました。馴染みがあるゲームが見つかるかもしれませんね。興味がある人はジャンルからゲームを調べてください。

主なジャンル   概要
FPS/TPSシューティングゲーム。一人称視点のもの(FPS)と第三者視点のもの(TPS)に分類される。4~5人のチーム戦で殲滅戦や陣取り戦を行うものが多い。Call of dutyシリーズなど。
MOBA4~5人のチーム戦で戦略やプレイングを駆使しながら相手陣地の制圧を目指すゲーム。世界で最も盛り上がっているジャンルであり、高額賞金の大会も多い。League of Legens、Dota2など。
RTS軍隊などの指揮官になって戦略・戦術を競い合うゲーム。MOBAと似ているが、MOBAと異なる点として1:1であることが多い。StarCraft2など。
格闘ゲーム一人で一人のキャラクターを操作する。日本人が最も活躍しているジャンルのひとつ。ストリートファイターや、大乱闘スマッシュブラザーズなど。
スポーツリアルスポーツをそのままビデオゲームにしたもの。一人で複数の選手を操作するものが多い。FIFA、ウイニングイレブン、実況パワフルプロ野球など。
DCGデジタルカードゲーム。一人でも気軽にプレイでき、オンライン対戦も充実していることから、特に日本国内で盛り上がっているジャンルのひとつ。Shadowverse、HearthStoneなど。
パズルゲームルールが明快で誰もが楽しめる。ぷよぷよ、テトリスなどがeスポーツ種目として採用されている。

この中でも特に世界的にプレイされているジャンルがMOBAと呼ばれるジャンルで、League of Legensは世界全体でのプレイ人数は約9000万人とされていて、これはテニスのプレイ人口(約1億人)にも匹敵してきます。とてつもない人数で、とてつもない規模になっているんですね。でもMOBAは、なかなか日本のチームが世界で勝てていないジャンルの1つでもあり、今後の日本勢の活躍が期待される競技ですね。

各国大会の優勝賞金

これだけ世界的に有名になってきて大会が開催されているeスポーツなのですが、大会で優勝した時の賞金はどのくらいなのでしょうか?

2018年の世界大会の優勝賞金は何と約7億2000万円で、賞金総額は約20億円でした。2019年のある世界大会では優勝チームの賞金は約17億円でした。5人1チームなので1人3億以上になります。

一方、日本の国内リーグ(LJL)の賞金総額は2700万円と、国内リーグとは言え世界大会と比べるとまだまだ大きな開きがあります。Dota2の大会はさらに大きく、優勝賞金が10億円を超え、賞金総額は28億円にも達しました。

とてつもない賞金金額でびっくりです。

日本国内で参入している企業

市場規模がどんどん大きくなってきているeスポーツですが、国内でも参入してきている企業も増えています。

主要な企業を以下にまとめました。

参入企業  時期概要
KDDI2017年3月プロeスポーツチーム「DetonatioN Gaming」とスポンサー契約を締結。
2018年8月   日本eスポーツ連合とオフィシャルスポンサー契約を締結。
レオパレス21   2018年2月eスポーツ大会「レインボーシックスシージ レオパレス21カップ」の開催を発表。
イオン2018年6月ウェルプレイド社が主催するeスポーツ大会に、賞金を協賛企業として提供し、大会の様子をイオンシネマにてライブビューイングを実施することを発表。
日本テレビ2018年6月eスポーツ事業に特化した子会社アックスエンターテイメント株式会社を設立し、プロチーム「AXIZ」を結成。

2018年以降も、自動車メーカーの「Honda」、アパレルメーカーの「BEAMS」、飲料メーカーの「コカ・コーラ」など、どんどん参入企業が増えてきています。

これからも注目

紹介してきたように大注目のeスポーツですが、日本でもプロライセンスがあり、プロを目指すことができます。老若男女誰でも取り組めます。また、注目ゲームの「フォートナイト」のチャプター2 シーズン8のバトルパスも公開になりました。今後、このようにeゲーム関連のニュースも多くなってくると思われます。大注目のeスポーツ、覚えておきましょう。

ここまで読んでいただきありがとうござます。また次の記事も読んでいただければ幸いです。