M-1GP 惜しかった「さや香」に今後注目

2022年12月18日に毎年恒例、漫才日本一を決めるM-1グランプリが開催されました。今大会は初出場組や昨年も決勝に出場した組などいましたが、どの組も非常に多くの笑いをとっていて接戦になっていたように感じます。人間なので、審査基準や、感情面などにも影響があると思いますが、個人的に面白かった「さや香」に注目していこうと思います。

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漫才師 さや香

さや香は2014年結成の新山士彦石井誠一からなるお笑いコンビで、共にNSC大阪校34期生です。吉本興業に所属し、今大会のM-1グランプリでは準優勝でした。2017年のM-1グランプリで初の決勝進出を果たし、その大会では7位でした。この大会で知名度を上げ知った人も多いのではないでしょうか。主に漫才で活躍していて、テンションが高く、勢いのあるしゃべりが持ち味です。今大会でその印象はさらに濃くなった人も多いのではないでしょうか。

大きな賞レースの戦績は以下のようになっています。

M-1グランプリ

年度結果エントリー
No.
会場日程備考
2015年(第11回3回戦進出1125[大阪]よしもと漫才劇場10月27日(月)
2016年(第12回3回戦進出1882[京都]よしもと祇園花月10月20日(木)
2017年(第13回決勝7位1346[東京]テレビ朝日12月3日(日)決勝キャッチフレーズ「無印(ノーマーク)
2018年(第14回準々決勝進出1557[大阪]なんばグランド花月11月5日(月)
2019年(第15回準々決勝進出18811月18日(月)
2020年(第16回準々決勝進出48111月16日(月)
2021年(第17回準決勝進出1942[東京] NEW PIER HALL12月2日(木)敗者復活戦12位
2022年(第18回準優勝2852[東京]テレビ朝日12月18日(日)決勝キャッチフレーズ「熱血リベンジ
1stラウンド1位通過

ABCお笑いグランプリ

年度結果備考
2018年(第39回)決勝進出[17]Aブロック ファーストステージ敗退
2019年(第40回)決勝進出Aブロック ファーストステージ敗退
2020年(第41回)決勝進出[18]Cブロック ファーストステージ敗退
2021年(第42回)決勝進出Aブロック ファーストステージ敗退

これぞ漫才というしゃべりで今大会の印象に非常に強く残りました。個人的には昔のチュートリアルの漫才を見ているような感じでもありました。

ファーストラウンドでの大爆笑と審査員のコメント

ファーストラウンド5番目に登場したさや香は、富澤たけしから「王道でここまで爆発したら完璧だと思った」、松本人志から「我々がこうツッコんでほしいと思っていることと、ボリュームも内容もシンクロしてるツッコミのうまさ。気持ちよかったし美しい漫才」と絶賛され、667点を獲得1位で通過しました。ファイナルラウンドではトリの3番目にネタを披露したが、博多大吉からの1票にとどまり準優勝に終わりました。

https://www.youtube.com/watch?v=LkmtzH5Z91o

千鳥は大絶賛

お笑いコンビの千鳥が司会を務める『M-1打ち上げ by ストロングゼロ』が大会後の、18日24時より配信され、『M-1グランプリ2022』のファイナリストたちが順番に登場し、その際、2位となったさや香を千鳥がねぎらいました。千鳥の大悟は「漫才師のかっこよさ見せたで」と迎え入れました。千鳥はファイナルラウンドの得票結果について「こんなに偏るの?」「バラけると思った」と話し、「さや香は3票以上入ると思った」というノブは最終決戦の3組のネタが終わったCM中、「正直さや香やろなと思った」と優勝をさや香と予想していたことを明かしました。そう感じた人も少なくないのではないでしょうか。

https://www.youtube.com/watch?v=BGn_XuXLtZE

今後の期待値がすごい

今大会で準優勝という実績を残し、今後のさや香への期待値も上がっています。過去の準優勝組である「かまいたち」や「オードリー」と同じです。来年の出演本数の増加は間違えないでしょうし、漫才以外でどのように活躍していくのか非常に注目したいです。