クレヨンしんちゃんの人気は偉大

子どもから大人まで人気の漫画に「クレヨンしんちゃん」があります。その人気の高さは漫画やアニメの掲載年数からみてもわかると思います。そんなクレヨンしんちゃんがまた何かと話題になってきたので改めてまとめてみました。

クレヨンしんちゃんについて

まずは漫画「クレヨンしんちゃん」について調べてみました。多くの方が知っていることなのですが、間違って知っていたこともあるかもしれませんのでここで改めて。

『クレヨンしんちゃん』とは、1990年に『週刊Weekly漫画アクション』(双葉社)で連載を開始し、2000年に『まんがタウン』(双葉社)移動して2009年まで連載された臼井儀人漫画です。またアニメテレビ朝日で放送されており、劇場用アニメも多数制作されています。名作も多く、大人でも泣ける映画として紹介されることも多いです。

当初のコンセプトは「幼稚園に通う子どもを持つ大人向け」の漫画で、掲載誌が大人向けの雑誌だったこともあり、初期の原作では性的な単語やブラックなネタが多く扱われていました。アニメ放送によって子ども人気が出た後は作者の配慮によって原作だいぶソフトな表現になり、現在のファミリー路線へとシフトし、掲載雑誌もファミリー向け路線の4コマ雑誌へ移籍するなどしました。

2009年9月11日、原作者である臼井儀人氏が群馬山中で崖から滑落し、帰らぬ人となってしまいました。51歳でした。国民的人気を誇った作品だけに、その原作者の死は日本中にとても大きな衝撃を与えました。

原作漫画は原稿がストックされている12月号までをもって終了してしまいましたが、テレビアニメ版の終了も危ぶまれていましたが、テレビ朝日と遺族との協議との結果、オリジナル脚本で続行することが決定し、現在も放送中です。漫画2010年から、アシスタントにより「新クレヨンしんちゃん」として、連載がスタートしました。

どんな世代にも愛されている作品なので、歴史も長く、いまだに続いているのですね。

2023年夏 3D映画も上映予定

2023年夏公開の「映画クレヨンしんちゃん」の最新情報が発表されました。タイトルは『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』で、監督・脚本は実写映画『モテキ』や『バクマン。』を手がけた大根仁が務め、シリーズ初の3Dアニメーションとなります。この大根監督は本作が初のアニメ監督ということで大きな注目を集めています。また、情報公開にあわせて公式Twitterもオープンしていますので併せてチェックしてみてください。

クレヨンしんちゃんは韓国でも人気になり話題

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クレヨンしんちゃんは1999年から韓国でも放送されています。クレヨンしんちゃんが初放送された当時、人々の反応は日本と同じでした。クレヨンしんちゃんは性的な描写が含まれているため、子供の教育に悪いということで批判が集まったようです。そのため韓国で放送される前に原作の約65~70%カットされていたそうです。半分以上カットされているなんて面白さ伝わるのでしょうか。それでも打ち切りにはなりませんでした。

その後、放送権が他に変わり、2013年からクレヨンしんちゃんが高画質放送になり韓流要素も追加されたのです。日本で大人気となっ韓国ドラマ「愛の不時着」のシーンを再現した内容がクレヨンしんちゃんに取り入れられたことが一つの例と言われています。さらに韓国で放送されるクレヨンしんちゃんは韓国語吹き替え版なので子供から大人まで抵抗なく見ることができます。韓国の情緒にも合い、流行も取り入れるところがクレヨンしんちゃんの魅力です。

第3シーズンの21話ではしんのすけを妊娠しているお母さんが胎児教育としてチュ・ヒョンミの「雨降る永東橋」を歌いました。なかなかなアレンジですよね。

また第5シーズンの1話では、しんのすけが酔ったお父さんを真似してチョ・ヨンピルの「釜山港へ帰れ」を歌いました。韓国色を存分に色付けしての放送にしています。

他にもApinkの「Mr. chu」やEXID「Up&Down」、TWICE「Cheer Up」なども登場し、人気K-POPが採用される点も人気の理由の一つだと言えます。

まとめ

調べれば調べるほど、人気が高いことがわかる作品でした。漫画、アニメ、映画とどれを見てもヒット作が多く、おもちゃやゲームなども数多く出されていました。来年夏には映画の公開も予定されていてまだまだこの勢いは衰えることはなさそうです。親子3世代で楽しめる作品というものもなかなかないと思います。サザエさんやちびまる子ちゃんのようにもっともっと長く続けていける作品だと思いました。