漫画「ONE PIECE」はどれだけ売れているのか

2022年、映画「ONE PIECE FILM RED」が大ヒットしました。アーティストのadoが劇中歌で出演したり、何かと話題になることも多いのですが、漫画は1997年より連載を開始し老若男女のファンも多いです。

実際この漫画がどのくらいすごいのか調べてみました。

ギネス記録に認定された漫画

知っている人も多いかと思いますが、ワンピースのコミック累計発行部数は、2015年6月にギネス記録に認定されています。どのような点でギネス認定されたのかというと、「1人の作者が描いたコミック累計発行部数」での認定で、2014年末時点での売上は3億2086万6000部でした。そこから2022年7月時点でさらに更新されて、国内累計発行分の4億1656万6000部となりました。

参考までに、「ドラゴンボール」でも2億6000万部(〜42巻)とのことでした。巻数の違いはあれどとんでもない記録というのがわかりますよね。

2022年現在の累計発行部数

ではこの「ONE PIECE」は全世界でどのくらい売れているのでしょうか。2022年8月4日に出版元の集英社が全世界の累計発行部数が5億1000万部を突破したと発表しました。これがどれほどすごいのかというと、日本の漫画の発行部数で見るとランキング2位は『ゴルゴ13で、現在の部数は3億部です。こちらもとてつもない数字なのですが、単行本の巻数を比較すると『ゴルゴ13』の205巻に対し、『ONE PIECE』はまだ103巻なのです。約半分の巻数でありながら5億部超えとはとても驚きなことで、1巻当たりの発行部数でも『ゴルゴ13』を大きく引き離していることになります。ちなみに『ONE PIECE』の初版発行部数は47巻連続で300万部を超え、この記録も破られることはないだろうと言われています。

人気漫画の歴代発行部数ランキング

過去の漫画の発行部数も調べてみました。今回は上位のみ紹介いたします。

【第4位】名探偵コナン(2億5000万部)

1994年に週刊少年サンデーにて連載がスタートした国民的推理漫画「名探偵コナン」。テレビアニメが放送されると毎週SNSで話題になり、歴代映画はどれも大ヒットを記録しています。連載の年数ももうすぐ30年ということもあり、多くの人に愛される作品です。100巻を超える大ボリュームな物語の中で、これまで数々の難事件解決に挑んできたコナンですが、ネット上では「黒幕は誰なのか?」といった考察が飛び交うことも多い作品です。

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【第4位】NARUTO―ナルト―(2億5000万部)

1999年より週刊少年ジャンプにて連載された忍者バトル漫画「NARUTO―ナルト―」。国内だけでなく、海外人気が高いことでも知られています。コスプレする人も多いように感じます。孤独な幼少期を過ごした主人公のうずまきナルトが、忍として大きく成長していく姿を描いた本作で、登場人物たちが抱える過去や悲惨な宿命なども描かれ、キャラクターに感情移入する人も多かったのではないでしょうか。
本作は2014年に完結し、その後2016年からはナルトの息子・ボルトが主人公の物語「BORUTO―ボルト― ―NARUTO NEXT GENERATIONS―」の連載がスタートしています。この作品では父親になったナルトが登場し、アニメも好評放映中です。

【第3位】DRAGON BALL(2億6000万部)

第3位に輝いたのは伝説級の大人気漫画「ドラゴンボール」です。連載が始まったのは1984年と、もうすぐ40年経ってしまう作品です。未だに愛されている作品で連載が終わっても映画化されるたびに大きな話題になります。誰がみてもわかるキャラクターやセリフなど、ここまで愛される漫画は他にないのではないでしょうか。

【第2位】ゴルゴ13(3億部)

1968年よりビッグコミックにて連載中の劇画「ゴルゴ13」が第2位です。ミステリーや社会問題などを題材に、超一流スナイパーのゴルゴ13が依頼を完遂していきます。半世紀以上も連載が続いていて、単行本は現在203巻まで発売。2021年7月には、同じく長寿漫画として知られる「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の200巻を超え、コミック発行巻数が最も多い作品としてギネス世界記録に認定されました。同年9月に作者さいとう・たかをさんが亡くなってからも連載は継続。プロダクションによると最終回は予定していないらしく、世代を超えた名作は今後も読み続けられます。

【第1位】ONE PIECE(4億9000万部)

第1位は週刊少年ジャンプの看板作品「ONE PIECE」が圧倒的な人気で首位でした。1999年より連載がスタートした本作は、2022年4月で102巻に突入しました。漫画、アニメ、映画と軒並み大ヒットを飛ばしているワンピースですが、物語はそろそろ終盤になってきたとの噂も。海賊王を目指すルフィの冒険はいよいよ佳境にさしかかっていて、数百年にわたり世界政府が隠してきた歴史や真実が次々と明らかになっています。それと同時に、徐々に海賊のトップへと近づいているルフィたち。これからも目が離せません。

6位以降は

6位以降はざっと紹介させていただきます。

【第6位】こちら葛飾区亀有公園前派出所(1億5650万部)
【第7位】鬼滅の刃(1億5000万部)
【第8位】美味しんぼ(1億3500万部)
【第8位】スラムダンクSLAMDUNK(1億2029万部)
【第10位】BLEACH ブリーチ(1億2000万部)

すべて1億部を越えている名作ばかり。どの作品も、どこかで1話くらい読んだことがあると思います。

まとめ

多くのヒット作が出ている日本の漫画業界でワンピースが如何にすごくて未だに勢いがある作品なのかおわかりいただけたのではないでしょうか?今からでも遅くありません。1話目から読んでみてください。ずっと読んでいる人は今だからこそ1話から読んでみてもいいのではないでしょうか。