新たなワクチン接種の種類が増えたので改めてコロナワクチンについて考えてみた

新型コロナワクチンが蔓延して、緊急事態宣言も継続で行われるくらい落ち着かない状況ですが、ワクチン接種が日々進んでいます。本日新たにワクチンに関してニュースが入ってきたので合わせて見直していければと思います。

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日本で接種しているワクチンの種類

今、日本で接種しているワクチンの種類は3種類あります。その違いを改めて考えていければと思います。

  • ファイザー

接種方法 → 3週間隔で2回接種 筋肉注射

発症予防効果 → 95%

接種対象者 → 16歳以上(アメリカでは12歳以上)

変異株に対する効果 → 英国型には効果あり 南アフリカ型には効果がやや低下(2021年5月時点)

主な保管方法 → 冷凍 −75°±15℃で6ヶ月保存可能

  • モデルナ

接種方法 → 4週間で2回接種 筋肉注射

発症予防効果 → 94%

接種対象者 → 18歳以上

変異株に対する効果 → 英国型には効果あり 南アフリカ型には効果が低下(2021年5月時点)

主な保管方法 → 冷凍 −20℃±5℃で6ヶ月保存可能

  • アストラゼネカ

接種方法 → 4〜12週間隔で2回接種 筋肉注射

発症予防効果 → 76%

接種対象者 → 18歳以上

変異株に対する効果 → 英国型には効果あり 南アフリカ型には効果なし(2021年5月時点)

主な保管方法 → 冷凍2〜8℃で6ヶ月保存可能

このように公表されています。

新たに導入されるノババックス製ワクチン

今回新たにワクチン導入されることになったノババッグス製ワクチンに関して少し調べてみました。今回、厚生労働省は7日、米バイオ製薬ノババックスが開発する新型コロナウイルスのワクチンについて1億5000万回分の供給を受ける契約を結んだと発表しました。薬事承認が前提で、早ければ2022年初めから供給を受けることになりそうです。同ワクチンの国内での生産と供給を担う武田薬品工業と6日付で契約しています。ノババックス製は米ファイザー製などと同じく2回接種が必要となるそうです。「組み換えたんぱくワクチン」と呼ばれる種類で、ウイルスの遺伝子情報をもとに昆虫細胞を使ってワクチンを製造します。これまでにもB型肝炎のワクチンなどで用いられてきたそうです。現状ここまでしか情報が出ていませんが、今後徐々に、情報解禁されると思います。

そもそもワクチンの効果って?

ワクチンの効果に関しては、「接種したらコロナに感染しない」、「あくまで重症化を抑えるためのもの」等、情報も曖昧だったので改めて調べてみました。

新型コロナウイルスワクチンについて、インド由来の変異ウイルス「デルタ株」の流行下でも、2回接種すれば発症予防効果が91%に上るとする分析結果を、国立感染症研究所がまとめました。調査は、デルタ株への置き換わりが進んだ6~7月に実施しており、発熱などの症状があり、東京都内の医療機関を受診した1130人を対象としています。PCR検査で陽性だった人は416人、陰性だった人は714人だった。それぞれ、ファイザー製かモデルナ製を接種したかどうかを尋ねたところ、どちらかを1回接種した人は48%、2回接種では91%に新型コロナの発症予防効果があると推定されました。2回接種後に2週間以上経過した場合は95%でした。ただ、感染研によると、接種後も感染するリスクはあるといいます。デルタ株に感染した人のウイルス量は、接種の有無にかかわらず同程度との報告が米国などで出ており、感染研は、「現状の流行状況では、接種後もマスク着用などの感染対策を継続することが重要」と指摘しています。また、日本国内でも感染が確認されている南米・ペルー由来の「ラムダ株」については、世界的な拡大傾向がみられていないなどとし、現時点で感染が広がるリスクは「非常に低い」と評価しているとのことです。

つまり、ワクチン接種を進めれば、現状のウイルスに対しては、感染リスクは抑えられ、新種のラムダ株に関しても、現状はそこまで拡大傾向がみられないということです。

ワクチン接種率

では、現状日本のワクチン接種率はどのくらいなのか

首相官邸や厚生労働省によると、新型コロナワクチンの累計接種回数は9月6日時点で1億3722万回となったとのことで、5日時点に比べて153万回増えています。増加分には5日以前の修正も含まれ、2回接種済は、総人口の48.3%、6121万人が2回完了していることになります。

もう少し詳しく見てみると、少なくとも1回接種した割合は総人口の60%となっており、65歳以上に関しては少なくとも1回接種済みが89.3%、2回接種済みは87.4%と発表されています。

1日あたりの接種回数は平均でで156.5万回とされており、これも、ワクチン接種希望者に対して、供給量が追いついていないと考えられます。この数字だけ見れば、順調のように思えるので、この調子でワクチン接種が進んでいけば日々の感染者数ももう少し抑えられるかもしれません。

コロナが落ちつくのはもう少し後なのかも

ここまで接種した人が増えていますが、まだまだ日々の感染者数は多いです。緊急事態宣言の延長も続いており、外で飲んだり、マスクなしで過ごせる日々はまだもう少し先になるように思えます。我々はまだ、「stay home」を続け、少しでも感染リスクを抑え、我慢するしかないようです。今はできることを頑張りましょう!!