2021年 コロナの影響で小中学校は夏休みの延長

毎日のコロナの感染者が増えて日々の感染者の発表が怖い毎日ですが、もうすぐ8月も終わり2学期が始まります。各都道府県にも緊急事態宣言やまん延防止等重点措置など出ていてなるべく人流を少なくしようという動きが出ています。そんな中、学校はどうするのか本日一部の市町村では対応策が出ていたのでまとめてみました。

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横浜市

横浜市の小中学校は8月26日に夏休みを終える予定でしたが、市の教育委員会は23日に臨時の会議を開き、今月末までの臨時休校とすることを決めました。横浜市では夏休みだけで800人を超える児童・生徒が感染していて、急激な感染拡大が背景にあります。

また、9月1日から緊急事態宣言の期限である12日までは短縮授業となるようで神奈川県内では、相模原市や川崎市も市立の小中学校について今月末まで臨時休校を決めています。

大阪府

大阪府では現時点では一斉休校は行わない方針を示したうえで、今後の学校内での新型コロナの感染状況によっては府内全体で休校措置をとる可能性があることを示唆しています。また、吉村知事は学校に対して感染対策の徹底に加え、一斉休校となった場合に備えてオンライン授業の準備を進めるように改めて求めました。

オンライン授業の準備は?

今から1年前はコロナもあって学校は一斉休校となっていました。その頃からオンライン授業のことを色々考えてきたと思います。でも、はたして学校側はオンライン授業ができる体制になっているのでしょうか?

国がGIGAスクール構想と呼ばれる政策のもと、小中学校にコンピュータ端末の整備を急ピッチで進めています。昨年度末(この3月)までに約98%の自治体で納品完了予定ということでした(文科省調査)から、ほとんどの小中学校には端末は届いています(届いているはずです)。これが1年前とは決定的に異なるところです。高校については、都道府県ごとに対応に差がある状況が続いているようです。学校によっては納品されていても箱から開けられていないところもあるようです・・・。また、学校に配布されていても学校によってはコンピュータ端末の持ち帰りを禁止する学校も多いようです。

一部の自治体・私立学校の対策

調べてみると一部の自治体や私立学校では、Zoomなどを使った交流(朝の会や健康観察など)や双方向性のある授業などを行いましたが、多くの公立小中学校が続けたのは「プリント爆弾」(大量の宿題プリントを配布して、前後でたいしたフォローもない状態)でした。大学とは違いzoomでの授業はなかなか難しいようです。休校やオンライン授業への切り替えにかなりの備えができている学校も一定数ある一方で、相変わらず、受け身的で、この1年どうしていたのかと問われるような学校、教育委員会があるのも確かだと思います。

小中学校の今後

まだまだコロナも収まる様子もなく、感染者数も増えている中なので、これからも小中学校が休校になることもあると思います。そのためにもGIGAスクール構想で配布されたコンピューター端末や各家庭で持っているタブレットなどでzoom等で授業ができるようになっていくべきだと思います。子供の感染者数もどんどん増えてきて、どこまでワクチン接種が進むかもわかりません。事前にどんどん対策を進めていって欲しいものです。