【肩こりが楽になった】おすすめ簡単肩甲骨はがし

2021年12月10日

現代病とも言われている「肩こり」ですが、悩んでいる人も多いと思います。実際筆者である私も20代後半から肩のハリがひどくて本当に辛いときにはマッサージを受けに行っていました。そんな肩こりを少しでも軽くできればと思い、やってみたストレッチが思ったよりも効果があったのでご紹介させていただきます。

ただし、あくまで私個人に効果があったもので、ストレッチの効果は個人差があると思われます。体調・体質などを踏まえたうえで、ご自身の判断で行ってみてください。

肩こりの原因

多くの日本人を悩ませる肩こりはもはや日本の国民病と言われています。全体としての割合も多いのですが、性別で見ると女性の方が悩んでいるようです。その肩こりの主な原因として挙げられているものが以下になります。

・長時間同じ姿勢でいること

・眼精疲労

・同じ側でバッグを持つ

・ストレス

長時間同じ姿勢でいること

デスクワークで座りっぱなし、スマホを長時間同じ姿勢で使うなど現代人は長時間同じ姿勢でいることも多くなってきています。長時間同じ姿勢でいると肩こりになります。

首から肩の筋肉に緊張性の疲労が生じます。これにより血行が悪くなるため肩こりになるのです。

このような筋肉の状態に、ストレスや座りっぱなしで動かない生活習慣が加わると、肩こりの症状を強く感じるようになるので注意しましょう。デスクワークなど長時間椅子に座って作業する場合は、体の負担を軽減してくれる椅子などを活用できればいいですね。最近ではゲーミングチェアなど専門的な椅子も増えてきました。

眼精疲労

デスクワークやスマホに関わることで、この眼精疲労も肩こりの原因に挙げられます。目の疲れは一見肩こりと関係ないように思いますが、目が疲れると目とその周囲の筋肉が緊張するため、そこにつながる首や肩の筋肉も緊張して肩こりを生じます。pc、スマホ、テレビ等現代人はこの眼精疲労とはなかなか切れない生活を送っていると思われます。数分でも目を休める時間をとる癖をつけるべきなのかもしれませんね。

同じ側でバッグを持つ

知っている人も多いかと思いますが、同じ側でバッグを持つと、バッグを持っている側に肩こりを生じます。これは同じ側にバッグを持ち続けることで、体のバランスが崩れるためです。体のバランスが崩れると姿勢が悪くなるので、首や肩周辺の筋肉に負担がかかります。人間の癖はなかなか治らないと思います。気にして持ち直すようにしましょう。

ストレス

ストレスは筋肉を緊張させる自律神経の交感神経の働きが活発になり、筋肉をこわばらせます。そのため、筋肉の血行が悪くなり肩こりを生じるのです。

ストレスは日々感じている人も多いと思いますし、知らないうちに蓄積したりします。ストレスを解消するために、趣味を楽しんだり、リラックスしたりと自分の時間を楽しむようにしましょう。

肩こりを放置すると

肩こりは肩だけにとどまらず、体全体の不調につながる恐れがあります。肩こりが生じているときの首や肩は血行が悪くなっていて、新鮮な酸素や栄養分が伝わりにくく、疲れやすい状態です。そのため肩のだるさ、痛みのほかに、頭痛やめまいなどの症状が現れることがあるのです。

肩こりを放置すると、体に現れる不調が悪化する可能性があります。早め早めに対処しましょう。

肩こりに効いた。肩甲骨ストレッチとは。

個人的に実践して肩こりが良くなったストレッチをご紹介します。ストレッチは体調や体質も関係してくるので、ご自身で試して合うようなら続けて行ってみてください。

・座ったままストレッチ

最初は座ったままできるストレッチです。

➀座りながら指先を肩につけて、両肘を胸の前で合わせます。


➁息を吸いながら、ゆっくりと両肘を頭の横まで引き上げます。


➂ゆっくりと息を吐きながら、両肘を背中で合わせるようなイメージで、胸を大きく開き肘を下ろします。10回を目安に繰り返し、反対回しも同様に行います。

この動作は、猫背や反り腰でかたくなった胸の筋肉、肩甲骨周辺の筋肉をほぐします呼吸に動きを合わせながら、肘で大きな円を描くように行うことがポイントですよ。

次に座りながらできる体側をのばすストレッチを解説します。このストレッチは、腕の付け根から肋骨の間がメインのストレッチです。この部位がこりかたまると肩甲骨の動きが悪くなり、肩こりにつながるので気をつけましょう。

➀座りったままの姿勢から、両手を天井に向かって上に伸ばし、手のひらを合わせます。上半身を左右に動かし、肘を曲げたまま、耳の横から頭の後ろに腕を動かします。


➁そのまま肘を伸ばし、体を大きく左右に動かしながら体側を伸ばします。耳の横にある両腕で頭を挟みこむイメージで目線は床に向けます。

➂指先を前に向けて、大きく体を左右に動かします。指先の向きを変えながら、伸ばして気持ちのいい場所を見つけましょう。反対の腕でも同じようにストレッチします。

・寝ながらできるストレッチ

寝ながら行い肩こり解消になるストレッチです。

➀仰向けに寝ます。

➁右手を身体の上を通るようにして胸の前まで上げます。

➂外に向かって手を開いて腕を伸ばします。

➃腕を伸ばしたまま下ろして元の位置に戻します。

➀~➃を5回繰り返してから、左腕も同様に動かしましょう。

肩こりを解消するためには、家でリラックスしながらきちんと肩甲骨を緩めることがおすすめです。

・タオルを使ってストレッチ

タオルだけ使ってストレッチをすることもできます。これが思ったより気持ち良くできました。簡単なのでぜひ試してもらえればと思います。

ステップ1

➀まず肩幅よりやや広めの幅でタオルを持ち、肘をまっすぐ伸ばします。

➁息を吸いながら、ゆっくりと両手を上げて、息を吐きながら手を下ろし、背中を丸めます。➀、➁を3セット行います。背中周りがほぐれてきたと感じたら、背中を丸めたまま左右に揺らしてみましょう。

ステップ2

➀タオルの端を持ち、息を吸って背骨を伸ばします。

➁息を吐きながらゆっくりと身体を横に倒します。これを3~5セット行います。

ステップ3

➀タオル幅を肩幅よりやや広めに持ちかえて、両手を上げます。

➁手を少し後ろに倒して胸を開きます。

➂息を吐きながら肘を曲げ、肩甲骨を引き寄せます。肩まわりがつらければ、タオルの端を持ってやってみましょう。これを3〜5セット、呼吸に合わせてゆっくりと行います。

ステップ4

➀タオルを首の後ろにあてて、両手でタオルを軽く引っ張ります。

➁そのまま頭を後ろに倒し、タオルを少し持ち上げて首に負担がかからないようにします。

➂鼻でゆっくりと呼吸しながら、頭を左右に揺らし首のストレッチをします。10秒ほど揺らしましょう。

文字で起こすと少し面倒臭い動きのように思えますが、実際にやってみると簡単にできます。この文章を読みながら少しだけストレッチしてみましょう。

まとめ

肩こりは体の不調にもつながります。多くの人が肩こりには悩んでいると思うので、もし今回ご紹介したストレッチがご自身に合うようでしたら続けて肩こり解消につながれば嬉しいです。